文責:代表取締役 櫻(さくら) 井(い) 善(よし) 實(み)
8月 当地飯田では 月遅れのお盆(おぼん)です。
コロナ渦に翻弄されている私達をご先祖様方はどの様にご覧になっているのでしょうか?
●目刺し4本 御ご馳走! 我が家の 家訓集(伊勢屋繁盛記)より。
母親の言葉 「お嫁に来た昭和初期 私の育った松尾地区では お盆の頃人寄りがあると 決まって「鯉のうま煮」がふるまわれました。
ところが嫁ぎ先は「質素・倹約」が家訓の商家姑(しゅうとめ)さんは 目刺し(イワシ) にてお盆の食卓としました。
若いお嫁さんとしては 複雑な思いで、しかし 心に刻み 食した との話を 繰り返し伝えていました。
もはや昭和>平成>令和と時代は移り「質素・倹約」も影の薄い 言葉になって来ています。
今日の コロナ試練 は私達に 生きるとは? 人間の生活とは?を問いかけている気がします。
“生活を入れる器としての住まい“ そして “社会を映す鏡としての建築“
私達 建築人は 感性を研ぎ澄ませ 時代を 人間を深く読み取り表現して行きたいものです!